hatecrime.png

 

[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

What's New

新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


 「国名」を選んで「検索」をクリックすると特定の国の情報が見られます。

検索エントリー

国名

州名(北米のみ)

日付 事件概要
2021/09/04 (米国、カリフォルニア州)サクラメント中心部のIストリートにある駐車場で、車1台が車上荒らしとアジア人に対する人種差別的な落書きの被害に遭った。
2021/09/05 (米国、ニューヨーク州)午前10時頃、マンハッタン区のユニオン・スクエア駅のプラットホームでアジア系の女性(59歳)が歩行中、ホームレスの男(41歳)に頭部を殴られ、バランスを崩して線路に落ちた。女性は近くにいた市民2人に助けられ、警察が間もなく男を逮捕した。男は、同月1日にも別の地下鉄駅で別の女性を殴る事件を起こしていたが、逮捕後間もなく釈放されていた。
2021/09/05 (米国、メリーランド州)夜、ロックビルのイースト・モンゴメリー・アベニューにある映画館の出入口付近で、アジア系の男性が友人4人といた際に見知らぬ男から話しかけられた。男はマスクを着用していなかったため、男性が社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保つようお願いしたところ、逆上した男に人種差別的な暴言を吐かれ「暴行を加えてやる」などと脅された。駆けつけた警察官の仲裁により事なきを得たが、男が逮捕されたかは不明であるという。
2021/08/15 (米国、イリノイ州)正午頃、シカゴのアップタウン地区にあるアーガイル駅の構内で、アジア系米国人の男性が階段を利用中、背後から見知らぬ男に突き飛ばされて転げ落ちた。男性が「何故こんなことをする」と尋ねたところ、男は人種差別的な暴言を吐いたという。警察が男の行方を追っている。
2021/09/13 (米国、ニューヨーク州)午後2時40分頃、マンハッタン区チャイナタウン近くのエルドリッジ・ストリートとグランド・ストリートの交差点で、アジア系米国人の女性(28歳)が横断歩道を渡るタイミングを見計らっていた際、背後から近づいてきた女に走行中の車に向かって突き飛ばされた。女性は急停車した車と接触して転倒したが、幸い軽傷であった。警察が女の行方を追っている。
2021/04/26 (米国、カリフォルニア州)オークランドのチャイナタウンを走行中のバス車内で、アジア系の男性(69歳)が乗客の男に杖で顔面を殴られ、負傷した。男は攻撃を続けようとしたが、別の乗客の女性が男性を庇って男を押し返したため、男は一時停車したバスから降りて逃走した。警察が男の行方を追っている。
2021/09/14 (米国、ニューヨーク州)午後9時50分頃、ブロンクス区のクロス・ブロンクス・エクスプレスウェイでアジア系米国人の男性(28歳)が走行中、誤って前方車両に追突してしまい停車したところ、相手の車と近くを走行していたナンバープレートのない車から降車してきた男ら10人ほどに車を囲まれた。男性が車内にとどまっていると、男らに運転席の窓ガラスを割られて助手席側から乗り込まれ、人種差別的な暴言を浴びせられながら、殴る蹴るの暴行を受けた。暴行は約7分間に及び、警察官が通りすがると、男らは車に乗り込んで逃走した。警察はヘイトクライムではないとしている。
2021/09/15 (米国、カリフォルニア州)午後12時15分頃、サンフランシスコのウエスト・ポータル地区でアジア系の男性(72歳)が歩行中、背後から近づいてきた男に頭部を殴られ、転倒した。同地区では数日前にも、少女(14歳)が友人らと歩行中に同様の被害に遭ったほか、別のアジア系女性も見知らぬ男から突然殴られそうになったと話しており、警察が3件の関連性なども含め捜査している。
2021/09/19 (米国、ニューヨーク州)午前2時頃、ロウアー・マンハッタン地区のオーチャード・ストリートでアジア系米国人の男性(78歳)が空き缶を収集していた際、ホームレスと見られる男に「これは俺のだ、お前のじゃない」と叫ばれて空き缶を奪われた後、顔面や脚を殴られて地面に押し倒された。警察が男の行方を追っている。
2021/09/17 (米国、カリフォルニア州)サンフランシスコのアウターミッション地区のジェノバ・アベニューとミッション・ストリートの交差点で、フィリピン系の男性がバスを待っていた際、通りすがりの男に突然顔面を殴られ、「戦いたいか?アジア人」などと言われた。
2021/09/20 (米国、カリフォルニア州)ロサンゼルスのコリアンタウンのウェスタン・アベニューと5thストリートの交差点で、アジア系米国人の男性(70歳)がバスを待っていた際、通りすがりの男に突然殴られ、「クソ野郎、お前の国へ帰れ」などと言われた。
2021/10/03 (米国、フロリダ州)ホウソーンのツイン・レイクス・ロードの住宅街で、アジア系を含む市民2人が、近隣住民の男(19歳)から「自宅の庭にゴミが捨てられていた」などと言いがかりをつけられ、人種差別的な暴言を吐かれた上、拳銃を突きつけられた。通報を受けた警察が、同日中に男を逮捕した。
2021/10/10 (米国、マサチューセッツ州)ボストンでアジア系の女性らが韓国ポップダンスを踊る動画を撮影していた際、男から「なぜマスクを着用している」などと話しかけられ、「共産主義者」などと罵られた。
2021/10/11 (米国、カリフォルニア州)10月上旬(日付詳細不明)、ロサンゼルス東郊のエルモンテにある中華料理店「798 House」の駐車場で、アジア系米国人の男女が男と駐車スペースをめぐって揉めた後、人種差別的な言葉をかけられて激しい口論となった。
2021/10/11 (米国、テキサス州)午前9時頃、オースティン在住のアジア系の女性心理学者兼SNSインフルエンサーが、職場の留守番電話に見知らぬ女から「あなたがアジアのどこから来たか知らないけど、私の国から出ていって」などといった人種差別的な内容の伝言メッセージを残された。
2020/07/01 (米国、メリーランド州)2020年7月(日付詳細不明)、ボルティモア市の衛生局長を務めていた中国出身の女性(38歳)がメディアでワクチン接種を促す発言をしたところ、テキサス州在住の男(51歳)から人種差別的な内容や「俺はワクチンを接種しない。俺は退役軍人と狙撃手の家系だ。銃撃開始が待ち遠しい」などと脅迫する内容のメールを送りつけられた。
2021/10/14 (米国、カリフォルニア州)午前6時頃、サンタモニカでアジア系米国人の女性(37歳)が屋外でのピラティス講座の準備中、ホームレスの女から様々な暴言を吐かれた。女性が女に「あなたはここにいられない。去りなさい」と伝えたところ、刃物で左腕などを切りつけられた上、頭部を殴られた。一部始終を目撃していたピラティス講座の生徒が付近にいた警察官に助けを求め、女は現場で逮捕された。
2021/10/20 (米国、オクラホマ州)州上院議会で、刑事司法政策の分析官が米国における人種差別の歴史に関して説明していた際、共和党の州上院議員(64歳)がアジア系米国人家庭を「イエロー(アジア系に対する蔑称)」と呼び、顰蹙を買った。
2021/10/22 (米国、ニューヨーク州)午前10時頃、ブルックリン区のブライトン・ビーチ・アベニューで少女(17歳)が歩行中、通りすがりの女から人種差別的な言葉をかけられ、ダンボールで殴られた。
2021/07/27 (米国、カリフォルニア州)オレンジ郡監督委員会の会議で、COVID-19対策の指揮を執っているベトナム系米国人の男性委員長が、ワクチン接種反対派の活動家グループから「指導者にふさわしくない共産主義者はベトナムに帰れ」などと罵られた。


 

Related Reports関連レポート

レポート閲覧にはログインが必要です。

 

パンデミック下で再認識される交通安全策の重要性《インド》
2021年11月15日
g20211115.png
 
コロナ禍の影響が如実に反映される治安
状況《インド》
2021年10月11日
g20211011.png
 
パンデミック下で増加する銃乱射事件
《米国》
2021年7月21日
g20210721.png
 
パンデミック下のロンドン治安状況と見通し《英国》
2021年6月18日
g20210618.png
 
防疫規制緩和と共に悪化が懸念されるセブの治安《フィリピン》
2021年6月11日
g20210611.png
 
コロナ禍でも強窃盗が多発するリマ首都圏《ペルー》
2021年5月24日
g20210524.png
 
ワクチン接種が進む中で凶悪化するヘイトクライム《米国》
2021年4月22日
s20210422.png
 
コロナ禍で変化する犯罪傾向とモスクワ等の状況《ロシア連邦》
2021年4月6日
g20210406.png
 
コロナ禍で一層の増加が危惧されるヘイトクライム《米国》
2020年12月10日
g20201210.png
 
新型コロナ対策の緩和で首都周辺の治安が再び悪化《アルゼンチン》
2020年9月2日
g20200820.png
 
首都圏でCOVID-19流行に伴い侵入盗が急増《ナイジェリア》
2020年8月20日
g20200820.png
 
ラゴスでロックダウン以降に治安の一層悪化が必至《ナイジェリア》
2020年7月8日
g20200708.png