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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/03/15 (米国・サンフランシスコ市)フィナンシャル地区の3番ストリートとマーケット・ストリートの交差点付近で、中国系フィリピン人の男性(59歳)が見知らぬ男(32歳)に後ろから突き飛ばされ、頭部や顔面を数回殴られた。後日、警察は男を逮捕した。警察によれば、男は同日発生したミッション地区での刺殺事件にも関与していたと考えている。
2021/03/15 (米国・メイン州)午後2時頃、ポートランド市のフォーレスト・アベニューにある店で、アジア系女性と娘(12歳)がオイル交換を受けるため、車の中で待機していたところ、見知らぬ男(42歳)が近づき、「クソ中国人!お前の国に帰れ!」などと罵ったほか、運転手側のサイドビューミラーや窓を蹴って娘を負傷させた。20日、警察が男を逮捕した。
2021/03/15 (米国・ネブラスカ州)午後6時頃、オマハ市のサウス188番ストリートにある公園「オークモント・パーク」で、中国系の男性が犬の散歩をしていたところ、車に乗った3人組につけまわされ、人種差別的な言葉を掛けられた。後日、男性の家族が警察に通報した。
2021/03/29 (米国・ニューヨーク市)午後2時30分頃、ブルックリン区スターレット・シティ地区のゲートウェイ・ドライブにあるホームセンター「ホーム・デポ」で、アジア系の男性(28歳)が女性と買い物中に木製の板を持った見知らぬ男が近づいてきて、非アジア人の女性に対し、「なぜお前はアジア人と一緒にいる?」と質問した後、男性の方を向き「お前を斬りつけるぞ、クソアジア人。誰も呼ぶな。お前を撃つ!」などと脅した。警察はヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/03/29 (米国・ニューヨーク市)ブルックリン区のJ線地下鉄車内でアジア系の男性が見知らぬ男に何度も殴られ、首を締められた。男性が意識を失った後、男はコスキアスズコ・ストリート駅で降り、逃走した。市警察はアジア系を標的にしたヘイトクライムの可能性を調査している。
2021/03/29 (米国・ニューヨーク市)午前11時40分頃、マンハッタン区ヘルズ・キッチン地区タイムズ・スクエア付近のウェスト43番ストリートで、教会に向かっていたアジア系の女性(65歳)が男(38歳)に腹部を蹴られ、地面に突き飛ばされた。男は更に起き上がろうとした女性の頭部を3回程蹴り、「クソ野郎!お前の居場所はここにはない!」などと罵った。女性は重傷を負い、病院に搬送された。目撃者によると、男はナイフのような物を持っていたという。31日、警察は男を逮捕した。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク市)マンハッタン区イースト・サイド地区の集合住宅に住むベトナム系住人3人に対し、住宅保全・開発局の職員から人種差別的な言葉が書かれた手紙が送られてきた。後日、同局の広報担当者が謝罪文を出し、職員を無給の停職処分にし、さらなる懲戒処分を決定するため、調査を行っていると述べた。
2021/03/27 (米国・カリフォルニア州)オークランド市の住宅街で自宅の前に停めてあったカンボジア系米国人と中国系米国人の男性2人(60~70代くらい)の車が何者かに放火された。被害者男性はヘイトクライムと主張しているが、消防署は現時点では証拠不十分のため、断定できないと述べた。
2021/03/27 (米国・ニューヨーク市)午後8時45分頃、マンハッタン区ミッドタウン地区のレキシントン・アベニューにある地下鉄駅「イースト51番ストリート駅」でアジア系の女性(37歳)が見知らぬ男に顔面を殴られたほか、「クソ中国人!お前の国へ帰れ!COVID-19は全てお前のせいだ!」などと罵られた。警察は男の行方を追っている。
2021/03/26 (米国・ニューヨーク市)午後4時頃、マンハッタン区ミッドタウン地区のウェスト40番ストリートで男(48歳)がアジア系の女性(65歳)に人種差別的な言葉を掛けたほか、手に持っていた物体を振り回し、女性を怖がらせた。後日、警察はヘイトクライムによる嫌がらせと脅迫の容疑で男を逮捕した。
2021/03/25 (米国・ワシントン州)シアトル市で2件のアジア系に対するヘイトクライム事件に関与した男(51歳)が逮捕された。男は16日、アジア系の女性と子供2人に対し、「クソアジア人!出ていけ!」などと罵り、女性の車に物を投げつけたほか、19日にも、アジア系の女性2人が乗っていた車が横を通り過ぎようとしたところ、道を塞いで「クソアジア人!」などと罵った。
2021/03/25 (米国・カリフォルニア州)午後7時頃、ウッドランド市のカリフォルニア・ストリートにあるスーパーマーケット「ウォールマート」から、アジア系の女性が帰宅する途中、道の反対側にいた男に「中国人は皆殺しだ!」などと脅されながら跡をつけられたため、近くの集合住宅の駐車場に隠れ、男が通り過ぎるのを待ち、警察に通報した。
2021/03/23 (米国・ウィスコンシン州)ミルウォーキー市のノース・オークランド・アベニューにあるレストラン「ナナ・アジアン・フュージョン&寿司バー」で、男が従業員に対して人種差別的な言葉を掛けたほか、床にゴミを投げ捨てた。男は同事件の前に、隣接するバー「スリー・ライオンズ・パブ」でも従業員に対して暴言を吐いていた。
2021/03/23 (米国・ニューヨーク市)午前11時30分頃、クイーンズ区フラッシング地区の7番線の地下鉄車内で、アジア系の女性(35歳)が向かい側に座っていた男に「中国へ帰れ!俺の事を見るな、COVIDばら撒き野郎!お前を傷つけ、チャイナタウンの人々も襲うぞ!」などと罵られたため、携帯電話で録画を始めたが、携帯電話を地面に叩き落された。市警察のヘイトクライム対策本部が捜査を進めている。
2021/03/22 (米国・サンフランシスコ市)午前8時頃、ポルク・ガルチ地区のクレイ・ストリートとポルク・ストリートの交差点付近で5人のアジア人男女が女(43歳)に嫌がらせを受けた。女は最初、アジア系の女性2人の跡をつけて脅迫し、石を投げつけた。女性らがその場を離れた後、女は別のアジア系男性を襲撃したが、男性が催涙スプレーで女を退けようとしたため、箒を振り回しながら「お前を切るぞ!お前を殺すぞ!」などと叫んだ。助けに入った別のアジア系2人も女に襲われた。警察は女を逮捕したが、女は犯行を否定した。
2021/03/20 (米国・イリノイ州シカゴ市)午後11時頃、アップタウン地区のブロードウェイ・ストリートとエインズリー・ストリートの交差点付近でアジア系の男性(60歳)が見知らぬ男に後ろから頭部を殴られた。
2021/03/13 (米国・カリフォルニア州)午後4時頃、サンフランシスコ市のオーシャン・アベニューとプリマス・アベニューの交差点付近のバス停で退役軍人のアジア系の男性(56歳)が見知らぬ男(53歳)に「お前の国に帰れ!COVID-19はお前の責任だ!殴られたいのか?お前は退役軍人じゃない、俺が退役軍人だ!」などと罵られたほか、数発殴られ、顔面などを負傷した。警察は男を憎悪犯罪による暴行、逮捕時の抵抗、麻薬所持などの容疑で逮捕した。
2021/03/13 (米国・アーカンソー州)ホットスプリングス市のセントラル・アベニューにあるオークロンパーク競馬場前で、Uberを待っていたベトナム系の男性が男(44歳)に「ここは米国だ。お前のような人種はいてはいけない。お前やお前のような人種を殺す。」などと脅されたため、近くにいた警備員に通報したところ、男は立ち去った。男性が同じ場所に戻ると男が再び現れ、地面に突き飛ばされたので反撃したところ、男に左目を殴られ、負傷した。男はベントンビル市消防署の署長であることが判明し、第3級の暴行罪で起訴され、調査が終了するまで休職処分となった。アーカンソー州は人種・宗教・性別を理由に人を標的にした犯罪の罰則を強化する法律がないため、ヘイトクライムとして捜査される可能性は低い。
2021/03/18 (米国・ニューヨーク州)ニューヨーク市内の地下鉄車内でフィリピン系の男性(51歳)が二度にわたって男に嫌がらせを受けた。12日、男が男性に向かって「中国へ帰れ!」などと罵ったため、男性は一部始終を録画した。男性が嫌がらせを受ける前に、同じ車両にいた別のアジア系の女性(20代)も人種差別的な言葉を掛けられていたが、女性が電車を降りたため、標的が男性に変わった。18日、クイーンズ区に向かうF線の地下鉄車内で男に脚を蹴られたため、電車を降りて警察に通報した。
2021/03/11 (米国・ニューヨーク州)ニューヨーク市のクリストファー・ストリートにあるホテル「ストーンウォール・イン」前で抗議デモの警備をしていたアジア系米国人の警察官がデモ参加者の男に人種差別的な言葉を掛けられた。警察官は同事件をヘイトクライムのレベルに達していないと考え、苦情の申立はしなかった。


 

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