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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/03/07 (米国・カリフォルニア州)午後12時45分頃、サンフランシスコ市ポートラ地区のサン・ブルーノ・アベニューとシルバー・アベニューの交差点付近のガソリンスタンドで、Uber運転手の南アジア系の男性(32歳)が乗客の女3人の内1人がマスクを着用していない事に気づき、サービスを拒否したところ、女は運転手に向かってわざと咳をし、マスクを顔面から剥ぎ取ったほか、人種差別的な言葉をかけた。女3人が降車した後、一人が車の中に催涙スプレーを掛け、逃走した。後日、Uberの広報担当者が「女のUberへのアクセスを禁止した」と声明を出した。
2021/03/02 (米国・ニューヨーク州)午後9時頃、マンハッタンのラットガーズ・ストリートにあるイースト・ブロードウェイ駅でマレー系の男性(56歳)が男に殴られたほか、地面に突き飛ばされ、目や頭部を負傷した。動機については不明であるが、警察はヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/03/01 (米国・オレゴン州)午後12時頃、セーラム市のチェメキータ・ストリート・ノースイーストとキャピロル・ストリート・ノースイーストの交差点付近で、アジア系の女性(21歳)が男2人(30代ぐらい)に人種差別的な言葉を掛けられたほか、地面に突き飛ばされ軽傷を負った。警察は犯人の行方を追っている。女性が通うウィラメット大学は本件に関して注意喚起を発出した。
2021/02/28 (米国・ニューヨーク州)2月末(日付詳細不明)、マンハッタンのタイムズ・スクエア付近で韓国系米国人の女性(16歳)が友人6人と韓国の国旗を手に持ちながら歩いていたところ、マスクを着用していない女性(中高年)に睨まれたほか、「私に近づくな。遠く離れろ。」などと言われた。
2021/02/27 (米国・ニューヨーク州)午後11時40分頃、シラキュース市シラキュース大学付近のコムストック・アベニューにある集合住宅で、アジア系の学生が男2人に人種差別的な言葉を掛けられた。大学の治安局が偏見犯罪事件として捜査を進めている。
2021/02/26 (米国・ジョージア州)グイネット郡スワニー市のローレンスビル・スワニー・ロードにある映画館「ムービー・タバン・ホリザンタル・ビレッジ」の駐車場でアジア系の男女が所有する車に人種差別的な言葉が落書きされていた。警察が犯人の行方を追っている。
2021/02/25 (米国・ワシントン州)午後9時30分頃、シアトル市チャイナタウン・インターナショナル地区の7番ストリートとキングス・ストリートの交差点付近を歩いていた男女(女性は日系米国人)が男(41歳)に襲撃を受けた。女性は顔面を石を入れた靴下で殴られて意識不明となり、鼻骨の骨折と数本の歯を損傷した。男性は頭部を殴られ、8針縫う程の大怪我を負った。後日、男は逮捕された。警察は、同事件が人種差別的な動機によるものである事を示す証拠をまだ見つけていないが、市警察の偏見犯罪課が事件を捜査している。
2021/02/24 (米国・ニューヨーク州)午後6時30分頃、マンハッタンのワース・ストリートとバクスター・ストリートの交差点付近にある連邦裁判所前で、歩行中のアジア系男性(36歳)が男に8インチ(約20cm)のナイフで後ろから刺され、病院に搬送された。男は逃走したが、後日、警察に自首した。男はヘイトクライムの罪で起訴された。
2021/02/16 (米国・アリゾナ州)フェニックス市のベサニー・ホーム・アベニューとノース・17番アベニューの交差点付近で散歩中のフィリピン系の男性(74歳)が男(40歳)に襲われ、何度も顔面を殴られた。頭部に重症を負った被害者は2日後に病院で亡くなり、犯人の男は警察に逮捕された。フィリピン大使館は、州内各地でアジア系米国人が被害にあう事件が増加しているとして、在米フィリピン人に対し、「厳重な注意」を払うよう呼びかけた。
2021/02/13 (米国・カリフォルニア州)マウンテンビュー市のカストロ・ストリートにある店で女(39歳)が未払いの商品を持ち去ろうとしたため、アジア系の店員が止めに入ったところ、「お前がアジア人だから商品の支払いはしなくていい」などと言って店を出た。さらに女は、ダウンタウン内のレストランで食事をしていた2人組(うち1人がアジア人)に対し、人種差別的な言葉を掛けたほか、唾を吐きかけた。女は逮捕された。
2021/03/15 (米国・ワシントン州)シアトル市北部のパインハースト地区にある教会「インターナショナル・フル・ゴスペル・フェローシップ教会」の駐車場に何者かが「中国、代償を払え。帰れ!」などと落書きした。教会関係者によれば今回が初めてではなく、過去4回ほど同じような落書きをされたという。ただし、同教会は誰でも礼拝への参加を歓迎しており、中国系の信徒は5%程度しかいないため、なぜ標的にされたのかは不明である。
2021/03/14 (米国・ニューヨーク州)午後1時30分頃、マンハッタン区キップス・ベイ地区の23番ストリートとファースト・アベニューの交差点付近で、韓国系米国人の女性(25歳)が見知らぬ女に後をつけられていると感じて振り返ったところ、「あなたはこの辺の人じゃないでしょ?中国から来たでしょ?中国に帰れ!」などと罵られた。自宅に戻り、夫を連れて現場に戻ると女はタクシーに乗って去ろうとしていた。男女が道を渡った先にまたタクシーに乗った女が現れ、「クソ共産主義の中国に帰れ!」などと言われた。
2021/03/14 (米国・テキサス州)サンアントニオ市のUTSAブールバードにあるラーメン店「ヌードル・ツリー」の窓ガラスや屋外テーブルなどに何者かが「マスクはいらない!中国へ帰れ!カンフーウィルス!死んでしまえ!」などと落書きした。その数日前、同店のオーナーはニュースチャンネルCNNのインタビューに応じ、同州知事がマスク義務化の解除を決定した事を非難した。放送後、殺害予告や憎悪に満ちたコメントなどを受け取っており、落書きもその一環で行われたものであると見られる。
2021/03/11 (米国・カリフォルニア州)午前11時頃、オークランド市ブロードウェイにあるガソリンスタンドでアジア系のオーナーが男に「中国へ帰れ、アジア人!」などと罵られたほか、催涙スプレーを腕や顔面に掛けられ病院に搬送された。
2021/03/09 (米国・ニューヨーク州)午後7時30分頃、ホワイト・プレーンズ市のウェストチェスター・アベニューにあるショッピングモール「ザ・ウェストチェスター」の前で、韓国系米国人の女性(83歳)が空き缶やペットボトルなどを回収していたところ、男(40歳)に唾を吐きかけられたほか、鼻を殴られ負傷した。11日、警察は男を逮捕した。
2021/03/07 (米国・バージニア州)アッシュバーン市のスミス・スイッチ・ロードにあるスケートリンク「アッシュバーン・アイス・ハウス」で、ユースチームのアイスホッケー試合が開催される中、フィリピン系米国人の選手(14歳)とチームメイト数人が対戦相手の選手に「お前は何故ここにいる。クソフィリピンに帰れ!」などと人種差別的な言葉を掛けられた。
2021/02/15 (米国・ニューヨーク州)午後10時10分頃、ニューヨーク市ハーレム地区のレノックス・アベニューとウェスト139番ストリートの間にある公園「フレッド・サムエル・プレイグラウンド」付近で、車に向かって歩いていたアジア系の男性(27歳)が男に「クソ中国人!中国に帰れ!」などと罵られたほか、地面に突き飛ばされ、顔面を殴られた。警察は男の顔写真や監視カメラの映像を公開し、情報提供を呼びかけた。
2021/03/17 (米国、サンフランシスコ市)ベイエリアのマーケット・ストリートで、男(39歳)が信号待ちしていた中国系女性(76歳)の顔面を殴り、右目を負傷させた。女性は咄嗟に手にしていた木の棒で応戦し、男を負傷させた。警察による調査の結果、男は同地区で別のベトナム系男性(83歳)に対しても暴行を働いていた。
2021/03/22 (米国・カリフォルニア州)パームデザート市のレストラン「ムサシ」で韓国系移民のオーナーが客の女3人に「閉店時間を過ぎているため、退出してください」と声を掛けたところ、人種差別的な言葉で罵られた。
2021/03/22 (米国・ニューヨーク州)ワンタフ市にあるワンタフ高校のアメリカン・フットボール部所属の生徒が、試合のために来ていたバレー・ストリーム・サウス高校のテニス部所属のアジア系女性に向かって咳をし、「中国へ帰れ!」などと罵った。


 

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