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[お知らせ]本ページのアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例は、2022年末に更新を停止しましたが、アーカイブとして公開を継続いたしますのでご活用ください。

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新型コロナウイルス流行開始以降のアジア系へのヘイトクライム・嫌がらせ事例


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日付 事件概要
2021/02/08 (米国・カリフォルニア州)サンディエゴ市のエンカント62番ストリート駅からダウンタウン・サンディエゴに向かうトロリー列車に乗車したフィリピン系の女性(83歳)が、男(35歳)に頭部を殴られて負傷した。後日、警察は男を逮捕し、ヘイトクライムとしてではなく、凶器での暴行と高齢者虐待の罪で起訴した。
2021/02/08 (米国・ニューヨーク州)アストリア市の31番ストリートにあるディットマース・ブルバード駅付近でアジア系の女性がマスクを着用していない男に「アジア人はなんで犬を食べるのか?」などとしつこく質問され、付き纏われていた様子を撮影した動画をTwitterに投稿したところ、後日、コスタ・コンスタニデス市議会委員から謝罪文が送られた。
2021/02/06 (米国・カリフォルニア州)サン・マリノ市のオックスフォード・ロードにある庭園「ハンティントン・ボタニカル・ガーデン」で、アジア系の女性がマスクをしていない別の女にマスクの着用をお願いしたところ、「中国へ帰れ!」などと罵られた。女性が同事件についての怒りと共に「庭園のウェブサイトには全ての訪問者は、常に布製マスクやフェイスカバーを鼻と口に着用する必要があると記載されている」などとTwitter上に投稿したところ、庭園側は謝罪文を送り、さらに警戒を強化するようスタッフに呼びかけると約束した。
2021/01/27 (米国・オレゴン州)ポートランド市のジェイド地区にあるアジア系飲食店を含む少なくとも13店で投石事件があった。攻撃されたレストランは「フジヤマ寿司&グリル」、「トースト・ラ・ティー」、「ハノイ・キッチン」、「タンズ・ビリヤード」などで、ノースイースト・グリサン・ストリートにあるレストラン「バディーズ・ラウンジ&マイ・ブラザーズ・クローフィッシュ」が犯行映像をTwitterに投稿したことで、犯人逮捕へと繋がった。警察はアジア系の店舗が襲撃されたこともあり、ヘイトクライム(増悪犯罪)関連であると見ている。他事件の犯人はまだ捕まっておらず、警察が捜査を進めている。
2020/12/29 (米国・カリフォルニア州)午前7時45分頃、パサデナ市のコロラド・ブルバードとサウス・アローヨ・パークウェイの交差点付近を散歩していた高齢のアジア系カップル(80歳代)が見知らぬ男(43歳)に殴る・蹴るの暴行を受け、死傷した。被害者の女性は約1.2メートルの高さの岩棚から落下して重傷を負い、搬送先の病院で1月4日に死亡した。男性の方は頭部を負傷したが、命に別状はないという。女性は約1.2メートルの岩棚から落ち、重傷を負い、病院に搬送されたが、1月4日に亡くなった。犯人の男は逮捕された。
2020/12/15 (米国・オレゴン州)ポートランド市のノース・インターステート・アベニューとノース・ロンバート・ストリートの交差点にある路面電車の駅でアジア系の男性が男(34歳)に「お前は中国人か?」と尋ねられ、質問に答える前に無言で顔面を殴られた。男は逃亡を図ったが、すぐさま警察に逮捕された。
2021/02/25 (米国・カリフォルニア州)午後7時頃、ロサンゼルス中心部の日系人街リトル・トーキョーにある東本願寺が放火などの破壊行為にあった。監視カメラの映像によれば男1人が敷地内に侵入して施設の窓に投石し、金属製の灯籠を倒したほか、木製のろうそく台に火をつけた。警察は捜査を進めているが、現時点ではヘイトクライムと分類するには時期尚早としている。
2021/02/22 (米国・カリフォルニア州)午後4時30分頃、サクラメント市のフロリーン・パーキンズ・ロードにある肉屋「マッド・ブッチャー・ミート・カンパニー」の駐車場に猫の死体が捨てられていたのを中国系米国人の店主が発見した。犯人の男が同店での買い物後にトラックから猫の死体を取り出して遺棄している一部始終の映像が監視カメラに残っており、警察はアジア人に対するヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/02/21 (米国・カリフォルニア州)夜、ロサンゼルス南部のラデラ・ランチの住宅街で10代の若者数人が、アジア系の男性やその家族に人種差別的な言葉をかけたほか、自宅の扉や窓などを強く叩いたり、投石したりした。嫌がらせ行為は警察に通報した後も何度も発生した。
2021/02/20 (米国・ワシントン州)レントン市ウェルズ・アベニューにあるイタリアンレストラン「マリアナ・リストランテ」前で、アジア系の男性が乗っていた車に対し、女が雪玉を投げたため、「なぜ車に当てたのか」と問いただしたところ、女は「だから何?」と開き直り、今度は男性の顔面に雪玉を投げつけた。男性が警察に通報したところ、さらに「クソ中国人!」などと罵られた。
2021/02/16 (米国・ニューヨーク州)午後6時30分頃、ニューヨーク市ソーホー地区のウェスト・ヒューストン・ストリート付近を歩いていたアジア系の女性(30歳)が、車で近づいてきた何者かによって顔面に催涙スプレーを掛けられた。現時点では証拠不十分のため、警察はヘイトクライムではなく、傷害事件として捜査を進めている。
2021/02/16 (米国・カリフォルニア州)ロサンゼルス市内にあるコリアタウンで、韓国系米国人の男性(27歳)が男2人に「中国人!中国ウイルス!殺すぞ!」などと罵られたほか、地面に突き飛ばされ、鼻骨を骨折した。止めに入った友人男性(韓国系米国人)も同様に人種差別的な言葉をかけられた。警察はヘイトクライムとして捜査を進めている。
2021/02/14 (米国・カリフォルニア州)午前9時45分頃、サンフランシスコ市テンダーロイン地区のターク・ストリートとハイド・ストリートの交差点付近で、アジア系の高齢男性(83歳)が見知らぬ男(31歳)に突き飛ばされ、骨盤を骨折した。同日午後8時頃、男は逮捕された。
2021/01/25 (米国・ワシントン州)25日から26日にかけて、シアトル市でアジア系を標的にした事件が相次いで報告された。
①25日、イースト・デニー・ウェイとベレビュー・アベニューの交差点付近で、横断歩道を渡っていたアジア系の女性が何者かに突き飛ばされたほか、「アジア人は自分たちの場所を弁える必要がある」などと罵られた。
②26日、西部でアジア系の女性が男にエアガンを突きつけられ、「国に帰れ!」などと脅された。
③(詳細日付不明)バーでフィリピン系中国人の男性が何者かに唾を吐きかけられたほか、「お前が中国人だから全てお前たちのせいだ!」などと罵られた。
2021/03/10 (米国・カリフォルニア州)午前6時30分頃、サンノゼ市のカーヒル・ストリートにあるディリドン駅構内でフィリピン系米国人の女性(26歳)が男(32歳)に背後から首を捕まれ、髪の毛を引っ張られながら押し倒され、人種差別的な言葉を掛けられた。通りすがりの乗客が助けに入り、男はその場から逃走したが、その後、警察に身柄を拘束された。
2021/03/09 (米国・ニューヨーク州)午前10時30分頃、クイーンズ区フレッシュ・メドーズ地区にある公園「キッセナ・コリドー・パーク」でアジア系の女性(25歳)とその子供(乳幼児)が男(30代くらい)に3回唾を吐き掛けられたほか、「中国ウイルス!」などと罵られた。警察は傷害罪として犯人の行方を追っており、ニューヨーク市警のアジア系ヘイトクライム対策本部もヘイトクライムの可能性があるとして捜査を進めている。
2021/03/09 (米国・ロサンゼルス)午後6時30分頃、ロサンゼルス国際空港のUber乗り場でフィリピン系米国人の運転手が乗客の男に「Uber社の新しい規則でCOVID-19感染防止のため、助手席に客を乗せることが出来ない」と説明したところ、男が怒りだし、「クソアジア人!お前は不法滞在者だ!」などと罵った。その一部始終を目撃した韓国系米国人の女性が止めに入ったが、空港警察が現場に駆けつけるまで口論は続いた。後日、Uber社は男のUberアプリの使用を禁止し、運転手の男性に支援を提供すると発表した。
2021/03/09 (米国)ヒップホップ音楽などが配信されている動画サイト「ワールド・スター・ヒップホップ」でフロリダ州在住のラッパーの男が「中国ウイルス!お前は中国人だから英語を話す権利はない。世界がおかしくなったのは全てお前の責任だ!」などと叫んでいる動画を投稿し、批判が殺到した。後日、男は自身のインスタグラムで「アジア人に対して偏見はない」と述べたが、謝罪の言葉はなかった。
2021/03/08 (米国・カリフォルニア州)午後6時15分頃、サンノゼ市に住むアジア系の男性が自宅前で見知らぬ男に殴りかかられ、歯が欠けるなどの怪我を負った。自宅前に設置されていた監視カメラ映像には、男性が車を停車した直後、背後から近付いた男が運転手席側の窓を叩いて、扉を開けた男性の顔面を無言で数回殴り、その場を立ち去る様子が映っていた。警察は男の行方を追っている。
2021/03/08 (米国・ニューヨーク州)ニューヨーク市ブルックリン区ブッシュウィック地区にあるスポーツジム「ブリンク・フィットネス」で、アジア系のマネージャーに対し、マスクの着用を拒否した男が持っていたマスクを地面に叩きつけ、「お前は中国に帰れ!それがお前のやるべき事だ!」などと罵った。マネージャーの友人(アジア系)が一部始終を録画し、SNSに投稿した。後日、投稿を見た男の勤め先が謝罪し、男を解雇処分したと述べた。


 

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